2011年12月23日金曜日

映画のすすめ7-송강호(ソン・ガンホ)


ソン・ガンホ











    韓国の俳優というと、日本では美男(イケメン)のヨン様、ビョン様などが人気ですが、なんど聞いても、フルネームがおぼえられない。
    いちど映画を観ただけで、しっかり名前をおぼえてしまったのが、ソン・ガンホ。真剣ながらどこかユーモラスというのが持ち味で、世界につうじる演技派俳優です。

   先日、被災地の中小企業の社長さんたちと一献かたむけたとき、韓国映画が話題になり、「おれはソン・ガンホが好きだ」という方がいました。



大統領の理髪師








   悲劇のなかに喜劇があり、喜劇のなかに悲劇がある。
   ソン・ガンホが、「大統領の理髪師」や「漢江の怪物」などで演じたのは、大事件とまじめに対決しながらも、どこか可笑しい小市民的な英雄。極限状況も笑いのタネにしてしまう、庶民の強さを表現しました。

グエムル -漢江の怪物








   その社長さんも、3・11の大津波で、家も工場も流されたのに、つぎつぎと冗談をとばして、まわりを和ませておられました。
  笑いのなかに強さあり。つらい日々だからこそ、明るく楽天的にと。