2012年7月31日火曜日

天敵、竹中平蔵


絵 あべ 弘士














   昨日、友人が、「竹中平蔵氏が、ツィッターで、大門さんのことを話していたよ」と教えてくれました。
   家に帰ってグーグルの検索で見つけたのが、10日ほど前の竹中平蔵さんの「つぶやき」。
“ 参議院の委員会で共産党の大門氏が『増税のまえにやるべきことがある・・』ではなく、『やるべきことをやれば増税は必要ない・・』、と述べた。大門氏と私では『やるべきこと』の中身は違っているが、『今回の増税必要なし』はまことに正しいと思う。大門氏と参院で論戦したことを懐かしく思い出した。 ”

   わたしも、竹中さんが小泉内閣の「看板」大臣だったころを思い出し、懐かしくなりました。

2012年7月27日金曜日

絵本のすすめ48-わたしのて

ジーン・ホルゼンタ―ラ―作(童話館)












わたしのては、こんなことが できます
ボタンを とめる ひもを むすぶ
ブラシや くしを もつ
てをならし おんがくを かなでる
えをかく きる …

2012年7月23日月曜日

乱読のすすめ58-目標の方角にむかい、その姿勢で倒れよ















   先日、高知の経済懇談会に招かれ、県の部長さんや商工会連合会、森林組合など多彩な方々と一緒に話をさせてもらいました。
   高知といえば、やっぱり坂本竜馬。司馬遼太郎さんの「竜馬がいく」(文春文庫1~8)もおもしろい。8巻までくると、「竜馬、死なないで!」と祈りながら読んでしまいます。

   この本のなかにある、龍馬の言葉が好きです。
   " 世に生を得るは事を為すにあり  "
   " 業なかばで倒れてもよい。そのときは目標の方角にむかい、その姿勢で倒れよ  "
 
   業なかばにも行ってないのに、かんたんに方角を変えてしまい、けっきょく倒れかけている、いまの民主党に捧げたい。
   もっとも、民主党にそもそも為しとげたい業などあったのか定かではありませんが。

2012年7月17日火曜日

乱読のすすめ57-君たちはどう生きるか

京都 大原三千院 わらべ地蔵










   野田総理は原発再稼働、消費税増税など国民の嫌がることを決めて、それが「決められる政治」だと自分に酔いしれており、ちょっと病的です。
  自民党の谷垣さんも人びとのくらしより自民党の復権に躍起。しかし政治屋のボスにはむかず、ケンカと握手のタイミングがわからなくなって支離滅裂状態。
   野田さんも、谷垣さんも財務大臣経験者。委員会でなんども議論したので性格はよく知っています。お二人とも実直な方でしたが、最近はどうもおかしい。もう少し落ち着いて自分を見つめてもらいたい。

   そんなお二人に読んでほしいのが、高校生のときに読んだ吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」です。

2012年7月15日日曜日

絵本のすすめ47-ごえんがあったらまたね












   人と人とが友だちになったきっかけを思うと、本当に不思議。
   佐野洋子さんの「さかな1ぴきなまのまま」(フレーベル社)は、友だちをさがしに旅にでるねこのおはなしです。けっきょく、友だちになったのは、あまり好きでなかったへびさんでした。

   佐野さんの「あとがき」も、すてきです。

2012年7月9日月曜日

消費税も金利もあげる? 動きだすサラ金議員たち










   先月末、国民の多数が反対しているにもかかわらず、民主、自民、公明の三党が合意し、消費税の増税法案を衆院で可決しました。同時に可決された「社会保障制度改革推進法」も、国民の自助努力を強調し、国の社会保障にたいする責任を放棄するもので、小泉内閣時代の社会保障の連続改悪路線への逆戻りに他なりません。
   しかし小泉政権のときは消費税の増税はありませんでした。3党が合意したのは、社会保障の連続改悪と消費税増税をセットで行うという最悪のシナリオ。3党談合政治は、あの悪名高い小泉政治よりさらに危険です。
   ただ、政治を動かすのは、結局、国民世論。「いまは増税すべきでない」をふくめ反対が7割、8割ともなれば採決強行などできなくなるでしょう。反対世論をもっと広げ参院で廃案に追い込むために頑張り抜きたいとおもいます。
  
   こういう消費税問題のドサクサにまぎれて、サラ金業界の意向をうけた民主党、自民党の一部の国会議員が、利息制限法の制限金利をなんと年30%に引き上げるための議員立法を、今国会に提出しようとしています。

2012年7月5日木曜日

絵本のすすめ46-あのときすきになったよ

「あのときすきになったよ」(教育画劇)












   小学生のころ、学校でおもらしをして、まわりの子どもたちからいじめられたことはありませんか? 
   絵本「あのときすきになったよ」(作・薫くみこ、絵・飯野和好)は、おもらしばっかりして、みんなに「しっこ」という名まえにされちゃった「まりか」と「ゆいこ」の友情物語。

   さいしょはけんかしていたふたりですが、だんだんなかよしに。そして、「ゆいこ」がおもらしをしてしまったとき、「まりか」は花びんのみずをまきちらして、ばれないようにしてくれました…。

2012年7月2日月曜日

小沢流の怪しさは

栃木県 奥日光・戦場ヶ原 
湯川ぞいに咲くレンゲツツジ









   本日、 民主党小沢グループのうち、衆院議員38人、参院議員12人が離党届を提出。 民主党が分裂しました。

   午後4時すぎ、参議院議員会館12階の男性トイレ。民主党の重鎮で大臣経験者のAさんと、離党届を出した岩手県出身のYさん、そして私の三人が一緒になりました。

2012年7月1日日曜日

絵本のすすめ45-いぬも あつけりゃ ぼうっとする











   関西弁の「いちびる」の意味は、「ふざける」「調子にのって、はしゃぐ」。その名詞形である「いちびり」は、「お調子者、目立ちたがり屋」などと、ネット辞書などでは説明されています。
   しかし、それだけではどうもニュアンスが伝わっていない。京都うまれのわたしの勝手な定義では、「みんながまじめな顔で話をしているときほど、冗談をいいたくなってしまう、どうしよもない、あまのじゃくな性分」「おもろかったらええやんけというお笑い至上主義」といった感じ。
   大阪出身の絵本作家、長谷川義史さんの「いろはのかるた奉行」(講談社)は、まさに関西人いちびり絵本です。