安房直子、作 山本孝、絵 偕成社 |
先日、列車で札幌から函館、さらに津軽海峡トンネルをぬけて、青森から弘前へと移動しました。
車窓をながれる真っ白な雪景色を眺めながら、思索にふけろうとすると、頭の中まで真っ白になってきて、そのうち眠ってしまいました。
「雪窓」は、うたた寝の夢に出てきそうな幻想的なお話。
山のふもとの村のぽっとあかりのともったおでんの屋台。
「雪窓」は、うたた寝の夢に出てきそうな幻想的なお話。
山のふもとの村のぽっとあかりのともったおでんの屋台。
たぬきが人間の恰好をして、おでんを食べに来ます。たぬきは、こんにゃくを食べたいのだけれど、なまえがわからない。
「その、三角のぷるぷるっとしたやつください」
屋台のおじさんは、たぬきとわかっていながら、こんにゃくをお皿にとって、からしをたっぷりそえてやりました。たぬきはじょうきげんで、おでんを食べて、おじさんと話しこみました。