2011年12月4日日曜日

絵本のすすめ19-「ぺイネの恋人たち」

小学館













   「結婚したてのころ、きみは食べたいほど可愛いかった。あれから40年。あのとき食べておけばよかった」…とは、綾小路きみまろさんの有名な持ちネタ。

   メルヘンチックで、ちょっとセクシュアルな 「ぺイネの恋人たち」は、時計の針を、「あのとき」にもどしてくれます。

   1939年、パリの公園。青年画家、レイモン・ぺイネは、貧しいバイオリニストが可愛い恋人と待ち合わせ、手をつないで歩いていくすがたを見て、恋をしているひとの夢見るような輝きを感じとります。このとき、のちに世界的なベストセラーになる「ぺイネの恋人たち」はうまれました。



  去年、東京荒川区南千住のM・I さんから、当選祝いにと、送っていただいた絵本です。若き日のときめきを思い出すことができました。ありがとうございました。

  さて、現実にもどらないと…。