2012年6月7日木曜日

じじ放談10-計算どおりにはいかへんで


乙松(左)と甲太郎(右)







甲太郎
「乙さん、なんやそこの黒猫は?」
乙松
「これが福笑いちゃんの夫で、福太郎の父親のゴンベエやがな。下町に出稼ぎに行ってたんやけど、やっと帰ってきたんや」
甲太郎
「ほう、あどけない父親やなあ」

ゴンベエくん


 







乙松
「福笑いちゃんより七つも年下や。包容力のありそうな福笑いちゃんに甘えたかったんやろ。ところが結婚して福太郎が生まれたとたん、甘えるどころか、下町へ出稼ぎに行けと福笑いちゃんに冷たく指示されたらしいで」

福笑いちゃんと息子の福太郎 








甲太郎
「計算どおりにいかへんもんやな。それでゴンベエは下町でなんの仕事してたんや?」
乙松
「おまわりさんと一緒に、ネズミ捕りやってたそうや」

甲太郎
「ところで野田のドジョウが消費税増税法案を通すために、どんどん自民党にすり寄っとるな」
乙松
「自民党も調子にのって、民主党が公約ぜんぶ投げ捨て解散・総選挙を約束したら、消費税増税に賛成したると、好き放題ゆうとるわ」
甲太郎
「公約ぜんぶ捨てて消費税増税だけとおし、解散したら、それこそ民主党の自爆やないか」
乙松
「それが狙いや。自民党は、いま、総選挙をやれば民主党が大敗北し、自分たちが連立もふくめ政権に復帰できると計算をしとるんや」
甲太郎
「民主党のマイナス分が自民党にいくとは限らへんで。AKB48の総選挙も、卒業した前田敦子の票がだれに行ったかさっぱりわからん」
乙松
「大体、こんなに増税反対の世論が強いのに、党利党略で増税に賛成したら、自民党にもきびしい審判が下されるとおもうけどな」
甲太郎
「ほんまや、自民党の計算どおりにはいかへん。自民党は、とくに麻生内閣のころから、計算と漢字に弱なったな」
甲太郎
「社会科も弱いらしいで。なんでも、まだ戦前の教科書を使ことるそうや」