山下洋輔・文、長新太・絵の「ドオン!」(福音館書店)は、人間はけんかするより共鳴したほうが楽しいぞ、という明るいおはなし。
オニの子ドンも、にんげんの子こうちゃんも、たいへんないたずらもの。
あまりのひどさに、ふたりともおとうさんに「でていけ!」と、家をおいだされます…。
こうちゃんのうえに、ドンが落ちてきたので、こうちゃんはびっくりして、「おまえなんだよ」と。
そしてドン!とたいこをたたきました。
ドンは、「オニの子だよ」とこたえ、「おまえはなんだよ」と、たいこをドン!ドン!
「にんげんの子だ」と、こうちゃんもドンドコ、ドンドン、ドン!…
ドンもまけじと、ドンドコ、ドンドン、ドン! ドンドコ、ドンドン、ドン!…
「こうちゃんになにをするの」と、こうちゃんのおとうさんとおかあさんがでてきて、たいこをドンドコ、ドンドン、ドン! ドンドコ、ドンドン、ドン!…
「ドンちゃんになにをするの」と、ドンちゃんのおとうさんとおかあさんがでてきて、たいこをドンドコ、ドンドン、ドン! ドンドコ、ドンドン、ドン!…