2012年5月5日土曜日

じじ放談8―原発なんかいらんわい








   甲太郎
   「乙さん、とうとう日本の原発が全部止まったなあ」
   乙松
   「そや。42年ぶりのことらしい」
   甲太郎
   「このまま再稼働せんと、原発からの撤退を決断すべきやないか」
   乙松
   「ほんまや。可愛い福笑いちゃんに危ない未来を残すわけにはいかへん」

お昼寝中の福笑いちゃん










   甲太郎
   「しかしこれは世論と運動の力やな。東電福島原発の事故以来、原発もうやめてちゅう声が高まって、それが各地の再稼働反対運動につながったんやとおもう」
   乙松
   「国会でも、共産党の笠井亮さんや井上哲士さんらが再稼働阻止の鋭い論戦を展開してたで」
   甲太郎
   「そういえば、ダイモンとかいう議員がいうとったけどな、北海道の泊原発の再稼働問題で、原子力保安院の役人をなんども呼んで問い詰めたら、役人の顔色がだんだん悪うなってきて、相当ストレスがたまってきてるみたいやと」
   乙松
   「どこまで耐えらえるか、ストレステストやっとるんやな。とにかく、これからも原発ゼロの一点でみんなで力を合わせることが大事や」
   甲太郎
   「しかし、原発で儲けたい連中も黙っとらんやろ」
  
甲太郎 翁







   乙松
   「原発が止まったら電力不足、経済危機やと脅しのキャンペーンやっとるわ」
   甲太郎
   「安全と電力供給をてんびんにかけること自体がおかしい。日本の英知を集めれば、原発ゼロでやれんわけがない」
  
乙松 翁







   乙松
   「この前、民主党の議員が教えてくれたんやけどな、経団連や原発関連企業が原発温存にむけた猛烈な巻き返し、とくに国会議員工作をやっとるそうやで」
   甲太郎
   「ほう、またカネの力で、安全をないがしろにする気かいな。そうはさせへんで」
   乙松
   「だいたい、福島の事故が起きる前は、自民党や民主党の国会議員が原発の視察に行くと、そこの電力会社が一流料亭で接待して、豪華なおみやげ持たせて帰してたらしいで」
   甲太郎
   「そういうえば、ダイモンという議員が、自分は三回も原発の視察に行ったのに、おみやげ一つ貰ろたことないと文句ゆうとったな」
   乙松
   「そやから共産党ははっきりモノがいえるんや。原発ゼロをすすめるためにも、共産党に伸びてもらわなあかんな」