金曜日の砂糖ちゃん 酒井駒子 偕成社 |
有名な、酒井駒子さんの絵本「金曜日の砂糖ちゃん」には、もうひとつ、かわいくてちょっとせつないお話がおさめられています。「草のオルガン」です。
今日 ぼくは さみしいことが あったから
つまらないことが あったから
知らない道をとおって 帰る
知らない道を とおって いくと
おやおや こんなところが あったとは…
酒井さんの作品は、どれも、こどもの心象風景を鮮やかに描いています。
こどもは無邪気にみえても、どこか寂しさをかかえている。それをわかってあげられたら…。