2012年11月11日日曜日

絵本のすすめ57-We Pray for Japan(日本のために祈ります)













   友人の福島かずえさん(日本共産党宮城二区衆院予定候補、元仙台市議)から、「パウロ・コエーリョの絵本が出たよ」とメールをもらいました。
   パウロ・コエーリョは、乱読のすすめ63『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』でご紹介したブラジルの作家。新刊の絵本とは『雲と砂丘の物語』(TOブックス)です。さっそくアマゾンで入手して読みました…。
  雲が砂丘に雨を降らせ「天国」にするという、いたってシンプルなお話。恋した相手に自分の存在をかけて…。
   うれしかったのは、本の最後にあった、パウロ・コエーリョのことばです。
 
        We Pray for Japan ― 日本のために祈ります ―

     主よ、我々の住むこの惑星を守りたまえ
     私達は日々、悲劇と直面しながらこの星のうえで生きています

     私達が行う日々の復興活動が私達にとっての
     最善/最高の結果であります事を

     破壊された生活を立て直す勇気を私達に与えてください
     失った物を回復させる勇気を私達に与えてください

     (中略)

     主よ、私達に熱意/情熱を与えてください
     熱意/情熱は、それに真剣に取り組んでいるかぎりは
     全ての事は可能だということ事を私達に教えてくれます

     (中略)

     しばしば、私達は裸なのに服を着込んでいると
     思いこんでしまうのです

     主よ、勇気、復興、連帯と情熱の意味を教えている
     日本の友人達の事を忘れないでください

                      パウロ・コエーリョ


絵 クリスティーナ・オイティシカ