2011年11月24日木曜日

世界でいちばん重要なこと


ナオミ・クラインさん









   いまアメリカでは、経済格差の広がりに抗議する「ウオール街を占拠せよ」運動が、2ヶ月以上にわたって続いています。ロンドンでも先月中旬、「ロンドン証券取引所を占拠せよ」のデモがおこなわれたとのこと。

   日本なら、「兜町を占拠せよ」といったところでしょうが、どうも兜町ではピンとこない。
   ずばり、経団連ビル、または民主党本部を占拠せよというイメージではないでしょうか。

    雑誌「世界」の12月号に、ジャーナリストで活動家のナオミ・クラインさんが、10月6日の「ウオール街を占拠せよ」の集会で話した内容(「世界で今いちばん重要なこと」)が、ノーカット版で掲載されています。、まだご存知ない方のために、抜粋をご紹介します(ノーカット版を抜粋するのもへんですが)。


     あなたたちを愛してます。

…昨日、労働者のデモである発言者がこう言いました。「私たちはここで仲間に出会った」と。
   より良い世界を望むすべての人々がお互いに出会える、開かれた空間がここにあります。

…私が確信をもって言えること、それは世の中の1%の人は危機を望んでいるということです。
   人々がパニックや絶望におちいり、どうしたらいいか誰にもわからないときこそ、彼らにとっては、自分たちの望む企業優先の政策を強行するまさに絶好のチャンスとなります。
   教育や社会保障の民営化、公共サービスの削減、企業権力に対する最後の規制の撤廃。これが経済危機の只中にある今、世界中で起きていることなのです。
  
…この企みを阻止できるものがひとつだけあります。
   幸いなことに、それはとても大きいもの―99%の人々が今まさに街頭にくりだし、「ノー」と声をあげていることです。「おまえたちのつくった危機のツケは払わない」と。

…私たちは、この地球上でもっとも強力な経済的・政治的な力にいわばケンカを吹っかけたのです。
…この素晴らしい運動を、世界でいちばん重要なことだと受けとめようではありませんか。