離れ離れにくらす父と子のせつなさを描いた名作「パパはジョニーっていうんだ」(絵本のすすめ24で紹介)。その絵を担当したのは、スウェーデンの人気イラストレーター、エヴァ・エリクソンです。
エリクソンの絵をとおすと、悲しい出来事も、遠い過去の思い出のように、まあるく心に収まります。
「パパが宇宙をみせてくれた」(ウルフ・スタルク作・BL出版)は、大好きなパパに宇宙のすがたを教えてもらう息子のお話。
ある日の夕方、パパがぼくにいった。
「ウルフ、いまから宇宙をみせにつれていってあげよう。おまえも、ずいぶん大きくなったからね」
「それって、どこにあるの?」
「ちょっと遠くさ」
まちのなかや、野原をあるきまわるパパとウルフ。
やっと見つけた宇宙とは…